除こる(読み)ノゾコル

デジタル大辞泉 「除こる」の意味・読み・例文・類語

のぞこ・る【除こる】

[動ラ四]除かれて消え失せる。のぞかれる。
さはり―・り罪消えて、人天浄土にんでんじゃうどに生まれ」〈沙石集・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「除こる」の意味・読み・例文・類語

のぞこ・る【除】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 自然に除かれて消え失せる。除いた状態になる。
    1. [初出の実例]「纔(ひたし)彼の地(ところ)を観るに、病自づからに蠲消(ノソコリ)ぬと云云」(出典日本書紀(720)斉明三年九月(北野本訓))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android