陰に閉ず(読み)いんにとず

精選版 日本国語大辞典 「陰に閉ず」の意味・読み・例文・類語

いん【陰】 に 閉(と)

① 物の内側にこもる。⇔陽に開く
保元(1220頃か)中「御方陽に開きてかこまんとすれ共、敵陰にとぢてかこまれず」
② 全く静寂となる。
歌舞伎忠臣いろは実記清水一角)(1873)「家中一般寝静まり、陰(イン)に閉(ト)ぢたる折も折」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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