陰の舞(読み)カゲノマイ

デジタル大辞泉 「陰の舞」の意味・読み・例文・類語

かげ‐の‐まい〔‐まひ〕【陰の舞】

《見る人のいない所で舞うことの意から》骨折りがいのないこと。〈和英語林集成

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「陰の舞」の意味・読み・例文・類語

かげ【陰】 の 舞(まい)

① 見る人のいない所で舞うこと。骨折りがいのないことのたとえ。
※燕居偶筆(1734頃)上「外様は君へ遠きゆへ目にもかからず、忠節ありても誰も取成申す人もなければ、影の舞と覚へて、奉公無情にして骨をおらぬを手柄とする者多し」
② うるさい人のいない間に自由にふるまうことのたとえ。
浄瑠璃・右大将鎌倉実記(1724)二「北条爰に坐(おは)せぬとて陰(カゲ)の舞(マヒ)我儘か」

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