隆汚(読み)りゅうお

精選版 日本国語大辞典 「隆汚」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐お‥ヲ【隆汚・隆汙】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 土地の高いことと低いこと。汚隆
    1. [初出の実例]「誨之勌与不勌、道之隆汙焉」(出典:業鏡台(1394‐1428頃)送在先上人帰尾之松山序)
  3. 転じて、盛んになることと衰えること。盛衰。汚隆。
    1. [初出の実例]「夫仏法之隆汚、系乎師法。屋宇之興廃、属乎有司」(出典空華集(1359‐68頃)一二・送悰上人帰京詩序)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android