隠岐国府推定地(読み)おきこくふすいていち

日本歴史地名大系 「隠岐国府推定地」の解説

隠岐国府推定地
おきこくふすいていち

和名抄」東急本国郡部に隠岐国府は周吉すき郡にあるとするが、確かな場所ははっきりしない。従来八尾やび平野の条里地割の残る一九通じゆうくどおり稲益いなますこうはらに求める見解がある。この条里地割の部分的な調査ではシルト層の軟弱地盤で、遺構の存在する可能性は薄いとみられる。昭和五四―五八年(一九七九―八三)隠岐島後教育委員会が能木原のきばら・甲ノ原を調査、熊木原で二間×六間以上の建物跡などコの字形の配置となることが予想される建物群を検出した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む