隼上り瓦窯跡(読み)はやあがりかわらがまあと

国指定史跡ガイド 「隼上り瓦窯跡」の解説

はやあがりかわらがまあと【隼上り瓦窯跡】


京都府宇治市莵道(うどう)にある窯跡。京都府南部、宇治川中流にある宇治橋の北東約1.5kmに位置し、東から西に延びる丘陵の南斜面に所在。4基の窯跡、工房跡、灰原などが検出されたが、出土した軒丸瓦(のきまるがわら)の多くは奈良県高市郡明日香村にある豊浦(とゆら)寺跡から出土した瓦と同笵(どうはん)であり、50kmも離れた寺院に供給されていたことが判明した。古代の寺院造営と窯業生産の実態を解明するうえで重要な遺跡であることから、1986年(昭和61)に国の史跡に指定された。瓦窯跡は約8mの間隔で4基が残存し、出土遺物は瓦類、須恵器(すえき)、土師器(はじき)、硯、土製品などで、これらの出土品から、7世紀前半から操業を始め、7世紀中ごろには操業を終えたと考えられている。京阪電鉄宇治線三室戸(みむろど)駅から徒歩約20分。

出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報

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