雀館古代井戸(読み)すずめだてこだいいど

日本歴史地名大系 「雀館古代井戸」の解説

雀館古代井戸
すずめだてこだいいど

[現在地名]五城目町上樋口 堂社

上樋口かみとよぐち東端馬場目ばばめ川左岸の標高二〇メートル前後の小丘に位置する。

小丘は雀館とよばれ、「凉館山」(明治一六年「南秋田郡分図」県立秋田図書館蔵)、「涼ミ台」(適産調)とも記す。「秋田風土記」に「古城あり。何れの代何れの人籠りたる事不分明也」とあるのは雀館に関する記述と考えられる。「適産調」には「館主のことも定まらす、一ト度ハ仏閣となりし処なるへし、堂社に関係ある地名多し」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android