五城目町(読み)ごじようめまち

日本歴史地名大系 「五城目町」の解説

五城目町
ごじようめまち

面積:二一四・九四平方キロ

南秋田郡東部に位置し、北は山本郡琴丘町、南は井川町および秋田市、東は北秋田郡小阿仁こあに村、西は八郎潟町に境を接する。

馬場目ばばめ(一〇三七メートル)に発する馬場目川が町を東から西に貫流して八郎潟へ流入。国道二八五号が町の中央を南西から北東に貫き、国鉄奥羽本線と国道七号が町の西端を南北に走る。

明治二二年(一八八九)町村制施行により、五十目村・馬場目村・馬川まかわ村・富津内ふつない村・内川うちかわ村・面潟おもがた村・大川おおかわ村が成立した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「五城目町」の意味・わかりやすい解説

五城目〔町〕
ごじょうめ

秋田県西部,旧八郎潟の東にある町。秋田市の北に接する。 1896年町制。 1955年馬場目,富津内 (ふつない) ,内川大川の4村と合体。中世以来の郷村名は五十目 (ごじゅうめ) 。馬場目 (ばばめ) ,富津内の両河川の合流点が中心地。 500年の歴史をもつ朝市があり,現在でも月 12回開かれ,山菜,きのこ,鮮魚が取引される。東部の山地では林業が盛ん。製材業と家具,建具などの木工業も有名。清酒,刃物を特産スズムシで有名な森山 (325m) ,サクラの名所雀館 (すずめたて) 運動公園がある。阿仁地方と日本海側を結ぶ主要連絡道路である五城目街道 (国道 285号線) が通る。面積 214.92km2(境界未定)。人口 8538(2020)。

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