最新 地学事典 「雄阿寒岳火山」の解説
おあかんだけかざん
雄阿寒岳火山
Oakan-dake volcano
北海道東部,阿寒火山の後カルデラ火山。気象庁の活火山名は雄阿寒岳(Oakandake)。基底直径約7.5km,標高1,371m。その活動は溶岩流出を中心とし,テフラを広範囲に分布させるような爆発的噴火はまれ。活動は前期と後期の2つに大別されている。活動開始時期は明らかではないが前期活動後,1.3万年前以前に山体が崩壊し南西部に滝口岩屑なだれが堆積した。その後の休止期の後,約5,000年前頃から前期活動が開始。この時期に噴出したテフラ(Oafa)が確認される。まず南西部の二ッ岳山体が活動し,その後に現在の山頂部を活動中心とする山体が形成された。噴火活動は約1,000年前には終了したが,山体北斜面の中腹では微弱な噴気が1960年代までは確認された。岩石はSiO2 55~65%。
執筆者:中川 光弘
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

