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雄阿寒岳 おあかんだけ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

雄阿寒岳
おあかんだけ

北海道東部,釧路市阿寒湖東方にある阿寒火山群の活火山。標高 1370m。アイヌ語ピンネシリ(雄山の意)と呼ばれる。千島火山帯に属する。阿寒カルデラ形成後,その北東部に噴出した中央火口丘で,比較的急傾斜の円錐(コニーデ)形火山(→成層火山)。新第三紀層を基底とした安山岩が多い。南西の雌阿寒岳と相対し,北東麓にパンケ湖ペンケ湖の湖沼,山頂には直径約 300mの火口跡がある。付近はイワウメガンコウラン,エゾイソシロツツジなどの群落があり,標高 1200mまではハイマツ帯,それ以下はエゾマツトドマツ針葉樹を主とした原生林に覆われる。山頂からの阿寒湖,パンケ湖,ペンケ湖,雌阿寒岳の眺望は雄大である。1934年阿寒国立公園に指定。

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デジタル大辞泉の解説

おあかん‐だけ〔をアカン‐〕【雄阿寒岳】

北海道東部にある円錐形の火山。阿寒カルデラに生じた中央火口丘の一。火口原阿寒湖・パンケトウ・ペンケトウなどの湖がある。標高1370メートル。

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百科事典マイペディアの解説

雄阿寒岳【おあかんだけ】

北海道東部,阿寒国立公園にある成層火山。標高1370m。阿寒カルデラの中央火口丘の一つで,基盤は第三紀層で安山岩からなり,山頂に火口と円頂丘がある。西の阿寒湖,東のペンケトー,パンケトーは堰止(せきとめ)湖。

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世界大百科事典 第2版の解説

おあかんだけ【雄阿寒岳】

北海道東部,釧路支庁管内阿寒町の北部にある火山。阿寒カルデラ内に,その中央火口丘として噴出したもので,標高1371mの円錐火山。山体の大部分は安山岩質の溶岩流累層からなり,頂部に数個の小火口と小溶岩丘があり,山腹にも火口丘が認められるが,いずれも活動の記録はなく,噴煙も出ていない。山頂部から四方に流下した溶岩流はそれぞれ厚さ100~200m程度のものが多く,末端部は急斜面をつくって止まり,舌状をなしている。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔北海道〕雄阿寒岳(おあかんだけ)


北海道東部、阿寒カルデラにある中央火口丘。標高1370m。深田久弥(ふかだきゅうや)「日本百名山」の一つ。火口原(かこうげん)湖の阿寒湖・パンケトー・ペンケトーなどが山麓(さんろく)をとりまく。阿寒国立公園の一角で、山腹は針葉樹の原生林におおわれ、山頂近くのハイマツ帯に高山植物群落が点在。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

雄阿寒岳
おあかんだけ

北海道東部、釧路(くしろ)総合振興局管内の北部にある円錐(えんすい)形の火山。標高1370メートル。山名はアイヌ語「ピンネシリ」(雄山)に由来する。阿寒カルデラの陥没後その内部に生まれた中央火口丘で、安山岩、火山砕屑(さいせつ)物が成層火山を形成する。山麓(さんろく)周辺のカルデラ内に阿寒湖、パンケトウ、ペンケトウなどの湖をたたえる。植生は標高500メートル以下がエゾマツ、トドマツ、シラカバ、ミズナラなどの混交樹林帯、500~1000メートルがエゾマツ、トドマツの針葉樹林帯、1000~1200メートルがダケカンバの広葉樹林帯、1200メートル以上がハイマツと高山植物帯をなしている。阿寒国立公園の景勝地で、阿寒湖畔や阿寒横断道路の双岳台(そうがくだい)から山容を望見できる。[古川史郎]

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