集祷文(読み)しゅうとうぶん(その他表記)oratio collecta

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「集祷文」の意味・わかりやすい解説

集祷文
しゅうとうぶん
oratio collecta

ミサ用語で,一つの主題的祈願を中心とする公祷文で書簡の前に唱えられる。聖公会では特祷という。 collectaの名は集会または集約を意味し,古代にはその日の祭典の行われる参詣指定聖堂に行く前に,信者がほかの聖堂に集合するときに唱えたので,oratio ad collectam (集会者のために唱える祈り) というところに由来する。主として祈りと司祭の祝福とから成っていたが,のちにミサ文中に移し collectaの名を保存した。同じ祈りがその日の聖務日課中にも繰返される。

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