雍州(読み)ヨウシュウ

デジタル大辞泉 「雍州」の意味・読み・例文・類語

よう‐しゅう〔‐シウ〕【雍州】

古代中国の行政区画九州の一。現在の陝西せんせい甘粛省にあたる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「雍州」の意味・読み・例文・類語

よう‐しゅう‥シウ【雍州】

  1. 中国古代の行政区画。禹(う)の九州の一つ。ほぼ現在の陝西、甘粛両省と青海省一部分にあたる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

藩名・旧国名がわかる事典 「雍州」の解説

ようしゅう【雍州】

山城国(やましろのくに)

出典 講談社藩名・旧国名がわかる事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の雍州の言及

【九州】より

…諸説ある中で最も有名なのは《書経》の〈禹貢〉にみえる九州で,山川を基準にして中国を次のように分けている。冀(き)州(今日の山西省,河北省),兗(えん)州(河北省南部,山東省北西部),青州(山東省中東部),徐州(山東省南部,江蘇省北部,安徽省北部),揚州(江蘇省,安徽省,浙江省),荆(けい)州(湖北省,湖南省,江西省),予州(河南省,湖北省北部),梁州(陝西省南部,四川省),雍(よう)州(陝西省,甘粛省)の九つである。《周礼(しゆらい)》の〈職方氏〉の九州説は〈禹貢〉の冀州の北半分を幽州(河北省北部)と幷(へい)州(山西省北部)に分け,代りに徐州と梁州を除いている。…

【陝西[省]】より

…秦は本省の地域を三分し,関中を内史といって中央の直轄,北部を上郡,南部を漢中郡とし,漢では秦の内史を京兆尹(けいちよういん),左馮翊(さひようよく),右扶風(ゆうふふう)(合わせて三輔(さんぽ)という)に分けて司隷校尉(しれいこうい)の所轄とし,北部は上郡・西河・朔方の3郡として幷州(へいしゆう)に,南部を漢中と武都の2郡として梁州に所属させた。三国時代には関中は雍州に属し,南部の東半とともに魏の領土となり,西半は蜀の領土に入ったが,北部は匈奴(きようど)に占拠されて中国の支配から離れたのである。その後の分裂時代を経て隋が天下を統一すると,今日の西安市の位置に大長安城を作り国都として京兆府(けいちようふ)と称し,本省内には11郡を設けた。…

※「雍州」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android