雑郷新村(読み)ぞうごうしんむら

日本歴史地名大系 「雑郷新村」の解説

雑郷新村
ぞうごうしんむら

[現在地名]加古川市志方町雑郷しかたちようぞうごう

はた村の南に位置し、山と谷に囲まれた山間の地である。ゾウゴともよぶ。「増訂印南郡誌」では志方町笹倉氏の開拓によるとあるが、郡境を越えて各地から入植したので雑郷新村の名が生れたともいわれる。元禄郷帳に村名がみえ高一〇石余。天保郷帳では高一二石余。明治一一年(一八七八)の田畑新租税取調帳(雑郷町内会文書)によると田五町四反余・高二五石余、畑二反余・高麦一石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 修験道 はた

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android