雛屋(読み)ひなや

精選版 日本国語大辞典 「雛屋」の意味・読み・例文・類語

ひな‐や【雛屋】

〘名〙
※雑俳・冠独歩行(1702)「うつくしや・ひなやの見世は紫宸殿

ひいな‐や ひひな‥【雛屋】

〘名〙
雛人形を飾りたてる小さな家。ひなや。
※御堂関白集(1027頃)「わが宮の御ひいなやにさまざまのものうゑなどして」
② 雛人形を商う店。ひなや。〔人倫訓蒙図彙(1690)〕

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世界大百科事典(旧版)内の雛屋の言及

【立圃】より

…姓は野々口,名は親重(ちかしげ),通称は伝に庄右衛門,市兵衛,宗右衛門,次郎左衛門など,別号は松翁,松斎,如入斎。雛人形の細工を業として雛屋(ひなや)と称し,紅粉(べに)染にも巧みで,紅屋,紅粉屋とも称した。京都の人。…

※「雛屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」