雨塊を破らず(読み)アメツチクレヲヤブラズ

デジタル大辞泉 「雨塊を破らず」の意味・読み・例文・類語

あめつちくれやぶらず

《「塩鉄論水旱すいかんから》降る雨が静かに土を壊さずしみ込む意から、世の中がよく治まっているさまをたとえていう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

故事成語を知る辞典 「雨塊を破らず」の解説

雨、塊を破らず

世の中がよく治まっていることのたとえ。

[由来] 「塩鉄論すいかん」に出て来る一節から。世の中がよく治まっているときには自然災害さえ生じないもので、「雨は塊を破らず、風はえだを鳴らさず(雨が降っても土砂崩れを起こすほどではなく、風は吹いても木の枝を鳴らすほどではない)」と述べています。

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