雪囲(読み)ゆきがこい

精選版 日本国語大辞典 「雪囲」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐がこい ‥がこひ【雪囲】

〘名〙
草木を霜や雪の害から守るため、藁(わら)、薦(こも)などで囲うこと。また、そのおおい。《季・冬》
※俳諧・浪化上人発句集(1865)冬「雪かこひするやいなやにみそさざい」
② 雪の多い地方で、降雪季節に家の周囲に筵(むしろ)や簀(す)などでめぐらす囲い。《季・冬》
※俳諧・日ぐらし(1790頃)「小春の空のてらてらと照〈月居背戸口に馬の首出す雪囲ひ〈右稲〉」

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