精選版 日本国語大辞典 「月居」の意味・読み・例文・類語 げっきょ【月居】 江戸中期の俳人。江森氏。別号、些居・竹巣など。京都の人。俳句を蕪村に、国学を荒木田久老(あらきだひさおゆ)に学んだ。後人の撰に「月居七部集」がある。宝暦七~文政七年(一七五七‐一八二四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「月居」の意味・わかりやすい解説 月居 (げっきょ)生没年:1756-1824(宝暦6-文政7) 江戸後期の俳人。姓は江森,名は師心。別号は竹巣,些庵,任地庵,三巣園など。京都の人。家系や前半生の経歴は不明。国学を荒木田久老,村田春門に学び,俳諧は蕪村に学んだ。蕪村門では,几董(きとう)と並んでその双へきとされ,蕪村没後には二条家から〈花の本〉の称号を得,その後京坂地方に勢力を張って,江戸の道彦,名古屋の士朗とともに三大家とされた。主な編著は《月居七部集》(1828)にまとめられている。〈卯の花の満ちたり月は二十日頃〉(《続明烏》)。執筆者:山下 一海 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by