雪山の鳥(読み)せっせんのとり

精選版 日本国語大辞典 「雪山の鳥」の意味・読み・例文・類語

せっせん【雪山】 の 鳥(とり)

  1. インドヒマラヤに住むという想像上の鳥、寒苦鳥(かんくちょう)のこと。仏教では、この鳥を、なまけて善根を積まず、悟りを求めようとしない人にたとえる。
    1. [初出の実例]「維盛が身のいつとなく、雪山(セッセン)の鳥の鳴くらんやうに、けふよあすよとおもふ物を」(出典:高野本平家(13C前)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android