雪折(読み)ゆきおれ

精選版 日本国語大辞典 「雪折」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐おれ ‥をれ【雪折】

〘名〙
① 降り積もった雪の重みで木の幹や枝、竹などが折れること。また、その折れたもの。《季・冬》
散木奇歌集(1128頃)冬「春きなば思ひもかけじあらち山雪おれしつつみちまどひけり」
② 幼くて死ぬこと。夭折
※雑俳・軽口頓作(1709)「すすめにじや・雪折の子は仏ぼさつ」

ゆき‐お・る ‥をる【雪折】

〘自ラ下二〙 木や竹などが、降り積もった雪の重みで折れる。
※拾遺愚草員外(1240頃)「山里は卯花垣根雪おれて杉ふく庵ぞ青葉なりける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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