雪玉集(読み)セツギョクシュウ

精選版 日本国語大辞典 「雪玉集」の意味・読み・例文・類語

せつぎょくしゅうセツギョクシフ【雪玉集】

  1. 室町時代の私家集。三条西実隆作。天文六年(一五三七)頃成立か。寛文一〇年(一六七〇)刊の十八巻本などがあり、題詠と法楽歌が大部分を占めている。後柏原天皇の「柏玉集」、冷泉政為の「碧玉集」とともに三玉集と呼ばれ、江戸時代の二条派歌人に重視された。聴玉集。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android