雲無心にして岫を出ず(読み)クモムシンニシテシュウヲイズ

デジタル大辞泉 「雲無心にして岫を出ず」の意味・読み・例文・類語

くも無心むしんにしてしゅう

陶淵明帰去来辞」から。「岫」は山の洞穴の意》何事にも束縛されず、自然に従って悠々と生活することのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「雲無心にして岫を出ず」の意味・読み・例文・類語

くも【雲】 無心(むしん)にして岫(しゅう)を出(い)

  1. ( 「岫」は山の洞穴の意。陶潜の「帰去来辞」にある「雲無心以出岫、鳥倦飛而知還」の訓読 ) 自然に従い、何物にも束縛されず、悠々と心静かに生活することのたとえ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android