雲龍型(読み)うんりゅうがた

精選版 日本国語大辞典 「雲龍型」の意味・読み・例文・類語

うんりゅう‐がた【雲龍型】

〘名〙 横綱土俵入りの型の一つ。一〇代目横綱雲龍久吉、または二〇代目梅ケ谷藤太郎が始めたといわれる、すり足でせり上がる時、中腰の構えで右手を斜め下に伸ばし左手を脇にあて攻防兼備の型を示す。綱は体の後ろで結びに大きな輪を作り、その中に綱の端を二本上にたて上げる形にする。→不知火型(しらぬいがた)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「雲龍型」の意味・わかりやすい解説

雲龍型
うんりゅうがた

横綱土俵入りの型。不知火型 (しらぬいがた) とともに2種類あるうちの一つ。文久1 (1861) 年に 10代目横綱を免許された雲龍久吉の型といわれる。せり上げるときに左手を脇にし,右手を側方に伸ばす型。

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