デジタル大辞泉
「側方」の意味・読み・例文・類語
そば‐ざま【▽側▽方/▽側様】
[名・形動ナリ]
1 かたわらの方。側面。
「この童、鼻をひんとて、―に向きて鼻をひるほどに」〈宇治拾遺・二〉
2 正義や道理に背きはずれること。また、そのさま。
「されば―なるわろき心得なり」〈蓮如御文章〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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そば‐ざま【側方・側様】
- 〘 名詞 〙
- ① かたわらの方。側面。横ざま。横むき。
- [初出の実例]「喬(そば)様に臥して、鼻の下に物をかひて、人を以て踏すれば」(出典:今昔物語集(1120頃か)二八)
- ② ( 形動 ) 正義にそむきはずれていること。また、そのさま。よこしま。
- [初出の実例]「彌陀に帰して信心決定せしめたる分なくば、報土往生すべからず。さればそばさまなるわろきこころえなり」(出典:蓮如御文章(1461‐98)三)
そく‐ほう‥ハウ【側方】
- 〘 名詞 〙 前後の方面に対して、左右の方面。わき。側面。
- [初出の実例]「先づ両手を挙げて拍手(かしはで)を二つ打ち其儘右の手を平に側方(ソクハウ)に伸ばし左の手は曲げて乳の下に構へ」(出典:相撲講話(1919)〈日本青年教育会〉相撲の沿革と故実)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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