雷山村(読み)らいざんむら

日本歴史地名大系 「雷山村」の解説

雷山村
らいざんむら

[現在地名]前原市雷山

雷山(九五五・四メートル)北麓、雷山川上流部に位置する。北は三坂みさか村・高上たかうえ村、西は飯原いいばる村、東は瑞梅寺ずいばいじ村、南は肥前国小城おぎ上無津呂山かみむつろやま(現佐賀県富士町)など。小早川時代の指出前之帳では田二五町四反余(分米一五六石余)・畠五町一反余(分大豆二〇石余)。慶長七年(一六〇二)の検地高四二三石余、うち大豆四二石余(慶長石高帳)。福岡藩領。田圃志によると元禄五年(一六九二)の高二千九九八石余、うち畠高四二四石余とあるが、慶長石高帳の高などと比較して大きすぎ、井原いわら村の高と推定される。石高書上帳案の郡帳高四二七石余。文化九年(一八一二)の反別は田二八町余・畠七町五反余、田畠高四二七石余で村位は中。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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