電子ライター(読み)デンシライター(その他表記)electronic lighter

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「電子ライター」の意味・わかりやすい解説

電子ライター
でんしライター
electronic lighter

ライターの着火部に圧電素子を用いたもの。圧電素子に衝撃力を加え,発生した高圧によってギャップ火花を生じさせ,ガスに着火する。普通のライターのように発火石を用いないので,機構的に摩耗する部分がなく,長寿命である。圧電素子は高電圧を発生するので,その絶縁には注意する必要がある。家庭用ガス器具にも使用されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の電子ライターの言及

【ライター】より

…当時は燃料にベンジンを用いたが,46年にはフランスで液化石油ガスによるガスライターがつくられ,前者はオイルライターと呼ばれるようになった。65年には日本で圧電素子によって点火する電子ライターが開発され,現在のライターの主流が出そろった。さらに75年には電池とIC回路を組み込んだICライターも出現した。…

※「電子ライター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む