霏微(読み)ひび

精選版 日本国語大辞典 「霏微」の意味・読み・例文・類語

ひ‐び【霏微】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 雨や雪や花びらなどが細かに降るさま。
    1. [初出の実例]「湖中春色映霏微、鴻雁連翩向北帰」(出典:徂徠集(1735‐40)七・寄題琵琶湖)
    2. 「寒雨霏微(ヒビ)として硝窓を撲ち」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉附録五)
    3. [その他の文献]〔何遜‐七召〕

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普及版 字通 「霏微」の読み・字形・画数・意味

【霏微】ひび

たちなびく。唐・韓〔雪を喜ぶ~〕詩 (かうたう)として乾坤(けんこん)合し 霏として物象移る

字通「霏」の項目を見る

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