霧の紛れ(読み)きりのまぎれ

精選版 日本国語大辞典 「霧の紛れ」の意味・読み・例文・類語

きり【霧】 の 紛(まぎ)

  1. 立ちこめた霧に隠れて、物や前後が見分けられないこと。霧の迷い。
    1. [初出の実例]「霧のまぎれなれば、ありつる御簾の前にあゆみ出でて、つい居給ふ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)橋姫)

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