青梅綿(読み)オウメワタ

  • ▽青▽梅綿
  • おうめわた あをめ‥
  • おうめわた〔あをめ〕

百科事典マイペディアの解説

綿入れの着物羽織に入れる綿。3枚で本裁(ほんだち)の着物(おとな物)1枚分がとれ,薄くよくのびる。東京都青梅市の特産であったことからこの名がある。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 江戸時代、文化・文政(一八〇四‐三〇)の頃、武蔵国青梅(東京都青梅市)付近から産した、着物などに入れる上等の綿。三枚で本裁(ほんだち)の着物一枚分となるようにのばした綿。丈夫で粘りがあり、水をはじく。

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世界大百科事典内の青梅綿の言及

【青梅[市]】より

…多摩川が関東山地から武蔵野台地に流れ出る山麓部に発達した典型的な谷口集落で,中世から市が開かれ,江戸から甲州へぬける裏街道の宿場町でもあった。山地の豊かな森林を背景に青梅林業も発達したが,江戸時代以降は南の八王子,北の所沢,川越と並ぶ織物産地として知られ,とくに夜具地の青梅縞や青梅綿は第2次世界大戦後まで有名であった。天正年間(1573‐92)から成木地区で産出され,江戸城修築にも用いられた石灰岩の輸送のため,1894年立川~青梅間に開通した青梅電気鉄道は,のち氷川まで延長,電化され,国鉄(現JR)青梅線となったが,現在は東京駅との間に直通電車が運転されている。…

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