三枚(読み)サンマイ

デジタル大辞泉 「三枚」の意味・読み・例文・類語

さん‐まい【三枚】

紙・布・板など、薄く平たいもの三つ。
三枚下ろし」に同じ。「三枚におろす」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「三枚」の意味・読み・例文・類語

さん‐まい【三枚】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 紙、板、貨幣敷物、魚、楯など薄くて幅の広いもの三つ。
    1. [初出の実例]「合塵尾三枚」(出典:大安寺伽藍縁起并流記資材帳‐天平一九年(747))
  3. 魚の料理法の一つ。魚を背骨の部分と、その両側の身との三つの部分に切りわけること。三枚下ろし。
    1. [初出の実例]「アア是、鰹なら三枚だな」(出典:歌舞伎・名歌徳三舛玉垣(1801)三立)
  4. さんまいがた(三枚肩)」の略。
    1. [初出の実例]「揚屋もどり悪性次第に遠ざかり おもひをのせて三まいでゆく」(出典:俳諧・大坂一日独吟千句(1679))
  5. さんまいガルタ(三枚━)」の略。
    1. [初出の実例]「けいせい買のむかしがたり、又三枚(さんマイ)をひねるもあり」(出典浮世草子・元祿大平記(1702)二)

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