青瓦台襲撃事件(読み)せいがだいしゅうげきじけん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「青瓦台襲撃事件」の意味・わかりやすい解説

青瓦台襲撃事件
せいがだいしゅうげきじけん

北朝鮮武装ゲリラの韓国大統領官邸襲撃事件。 1968年1月 21日,北朝鮮武装ゲリラ 31名がソウルの大統領官邸に近づき,警官隊と交戦,警官1人と市民5人を殺傷した。ゲリラ側は隊員1人を除き,隊長以下 30人が死亡。同月 23日に発生した『プエブロ』号事件と合せ朝鮮半島緊張を高めた。なお北朝鮮は事件当時この武装ゲリラを南朝鮮兵士による革命的蜂起とみなしていた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android