青立ち現象(読み)あおだちげんしょう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「青立ち現象」の意味・わかりやすい解説

青立ち現象
あおだちげんしょう

イネの出穂後に籾(もみ)が実らず、緑色のままで穂が立ちっ放しになる障害。穂ばらみ期に日照りが続いたときに田へ急に水を入れた場合や、家畜の糞尿(ふんにょう)などの汚水が田に入った場合など、葉色が異常に濃くなり、出穂が遅れ、青立ち現象がおこる。また、新しく開墾した田にも発生しやすいが、いずれも窒素の急激な供給過多による生理現象とみられている。なお、冷害時に、稔実(ねんじつ)障害や登熟(とうじゅく)遅延によって不稔(ふねん)となり、穂が立ったまま、いつまでも緑色を保つことも青立ち現象とよぶことがある。

[星川清親]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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