青谷寺(読み)あおたにでら

日本歴史地名大系 「青谷寺」の解説

青谷寺
あおたにでら

[現在地名]柏原市青谷

古代の竜田たつた道といわれる街道に沿い、おお(青谷池)の南西岸にある。融通念仏宗、山号源照山、本尊阿弥陀如来。寺伝によると当地にあった草庵に、貞応年間(一二二二―二四)北面の武士浄土宗に帰依して入庵、堂塔を建立して真言宗に転じ北峯山青谷寺と称した。その後、兵火にかかり荒廃したが天正一五年(一五八七)村人の儀之丞が再興し、紀州根来ねごろ寺の僧浄観を請じたと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 竜田 改称

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む