青馬村(読み)おおまむら

日本歴史地名大系 「青馬村」の解説

青馬村
おおまむら

[現在地名]東庄町青馬・宮野台みやのだい

今郡いまごおり村の南西に位置する。こおり郷のうち。とう大神の旧鎮座地であったと伝え、地名郡郷小南こみなみ郷の合間にあったことに由来し、合間村と称していたという。元禄郷帳にはアフバ、元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分にはアウメと訓が付される。青馬主計が居城したという青馬館跡があるが未詳。天正二〇年(一五九二)正月二五日の松平家忠知行書立に青馬郷とみえ、高三四〇石余が家忠領となっている。「寛文朱印留」では下野鹿沼藩領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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