大神(読み)オオカミ

デジタル大辞泉 「大神」の意味・読み・例文・類語

おお‐かみ〔おほ‐〕【大神】

神を敬っていう語。おおみかみ。
「水の上は地行くごとく舟の上は床に居るごと―のいはへる国そ」〈・四二六四〉

だい‐じん【大神】

神を敬っていう語。尊い神様大御神おおみかみ。おおかみ。

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精選版 日本国語大辞典 「大神」の意味・読み・例文・類語

おお‐かみおほ‥【大神】

  1. ( 「おおがみ」とも )
  2. [ 1 ] 〘 名詞 〙 神をうやまっていう語。大御神(おおみかみ)
    1. [初出の実例]「そらみつやまとの国は〈略〉大神のいはへる国ぞ」(出典:万葉集(8C後)一九・四二六四)
  3. [ 2 ] 天照大神(あまてらすおおみかみ)の称。
    1. [初出の実例]「故(かれ)尚此(こ)は大神(おほかみ)の慈び示(あらは)し給へる物なり」(出典:続日本紀‐神護景雲元年(767)八月一六日・宣命)

おおみわおほみわ【大神】

  1. おおみわじんじゃ(大神神社)
    1. [初出の実例]「寺々の女餓鬼(めがき)申さく大神(おほみわ)男餓鬼(をがき)を賜(たば)りてその子生まはむ」(出典:万葉集(8C後)一六・三八四〇)

だい‐じん【大神】

  1. 〘 名詞 〙 神を敬っていう語。とうとい神。大御神(おおみかみ)。おおかみ。
    1. [初出の実例]「母氏かつて夢みるにいはく、ひとりの大神、おほきなるかがみを持してむかへりと」(出典:正法眼蔵(1231‐53)古鏡)
    2. [その他の文献]〔周礼‐春官・肆師〕

おお‐がみおほ‥【大神】

  1. 〘 名詞 〙おおものぬしのかみ(大物主神)

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