非キリスト教化運動(読み)ひキリストきょうかうんどう(英語表記)déchristianisation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「非キリスト教化運動」の意味・わかりやすい解説

非キリスト教化運動
ひキリストきょうかうんどう
déchristianisation

フランス革命期に起ったキリスト教廃止運動。 1793年6月2日の革命でジロンド派が失脚すると,国民公会はこれと密接な協力関係にあった聖職者たち,さらにはキリスト教一般を革命の敵とみるようになり,特にエベール派によって非キリスト教化運動が推進された。同年 11月 10日ノートル=ダム大聖堂における「理性の祭典」を頂点として 94年1月末まで続いた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android