非放射性鉛(読み)ひほうしゃせいなまり

最新 地学事典 「非放射性鉛」の解説

ひほうしゃせいなまり
非放射性鉛

common Pb

ウラントリウムの放射壊変により生じる放射性鉛に対して,これ以外の鉛をいう。鉛には204Pb・206Pb・207Pb・208Pbの4つの安定同位体が存在するが,このうち204Pbのみが放射性起源の鉛を含まない。また,ウランを含まない鉱物(方鉛鉱など)の鉛同位体比などから,現在の地球上の非放射性鉛の同位体比が推定されており,例えば,非放射性鉛の207Pb/206Pbは概ね0.84である。U-Pb年代測定法においては,非放射性鉛の汚染の程度を204Pbや207Pb/206Pbから見積もり,年代値の補正に使われる。

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参照項目:テラ・ワッサーバーグ図

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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