靫負郷(読み)ゆげいごう

日本歴史地名大系 「靫負郷」の解説

靫負郷
ゆげいごう

和名抄」高山寺本に「由計比」、東急本に「由介比」の訓がある。郷域については明らかでないが、現邑久郡長船おさふね船山ふなやまに靫負神社があり、当郷に関係すると考えられている(「大日本地名辞書」「岡山県通史」など)。長寛三年(一一六五)七月四日の太政官牒(案、根来要書)によると、康治二年(一一四三)洪水によって香登かがと庄が大きな被害をうけたので、久安二年(一一四六)同庄に隣接する当郷と服部はつとり郷の二〇町八反を、便宜作田として同庄に繰入れることになった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む