鞄持(読み)カバンモチ

デジタル大辞泉 「鞄持」の意味・読み・例文・類語

かばん‐もち【×鞄持(ち)】

主人の鞄を持って供をする人の意から》秘書助手など。
上役にへつらい、いつもついて回る者を軽蔑していう語。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鞄持」の意味・読み・例文・類語

かばん‐もち【鞄持】

〘名〙
① 上役の鞄を持って供をすること。また、その人。
※今年竹(1919‐27)〈里見弴枯竹「宇治あたりをほっつき廻るなんて、とてもどうも…。さういふ時の、せめて鞄持にでもなりたいもんですな」
② 転じて、上役などにへつらってばかりいる者をさげすんでいう語。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android