助手(読み)じょしゅ

精選版 日本国語大辞典の解説

じょ‐しゅ【助手】

〘名〙
① 仕事の手助けをする人。〔五国対照兵語字書(1881)〕
※暗夜行路(1921‐37)〈志賀直哉〉三「其老人を診(み)てゐる博士の助手(ジョシュ)だった事から、急に色々な事がはっきりした」
② 大学で、教授の指揮指導を受けて研究をするとともに、学生の研究活動の指導の一端をも受け持つ人。助教授または専任講師の下に位置する。
※星座(1922)〈有島武郎〉「いつの間にか助手も学生も研究室にはゐなかった」
③ 鉄道で、助士の旧称。
④ かつて、タクシーなどで、運転見習いを兼ねて運転席の隣に乗っていた人。
※彼女とゴミ箱(1931)〈一瀬直行〉雨傘売り「しかし路地にまで入ってくる円タクの助手(ヂョシュ)が上げる五本の指は、彼等にとって仇敵である」

たすけ‐て【助手】

〘名〙
① 加勢してくれる人。助勢してくれる人。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※古活字本毛詩抄(17C前)一九「ををいなるかなと祭の助手が多うて、はやう来たをほめて云たぞ」
② (キリシタン用語。「おんたすけて」の形で) 救い主、イエス‐キリストのこと。
※サントスの御作業(1591)一「ヲン tasuqete(タスケテ)ノ ゴヒクヮンナル フランシスコ ノ ウエニ」

すけ‐て【助手】

〘名〙
① 助ける人。加勢する人。手伝い。すけっと。
※甲陽軍鑑(17C初)品四七「すけ手四人の人々剛の者かな、と諸人批判なり」
② 節会相撲で、最上位の最手(ほて)に次ぐもの。関脇にあたる。わき。
※権記‐正暦五年(994)七月二九日「左助手吉美侯常時、右最手三宅時弘被合」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉の解説

すけ‐て【助手】

仕事などの手助けをする人。手伝い。すけっと。
節会(せちえ)相撲で、最上位の最手(ほて)に次ぐ力士。今の関脇にあたる。

じょ‐しゅ【助手】

仕事の手助けをする人。
大学で、教授准教授助教職務を助ける。また、その人。学校教育法では、「その所属する組織における教育研究の円滑な実施に必要な業務に従事する」と規定される。

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