鞣革(読み)ナメシガワ

デジタル大辞泉 「鞣革」の意味・読み・例文・類語

なめし‐がわ〔‐がは〕【×鞣革】

なめした革。作り皮。レザー
漢字構成部分で、「韓」「韜」などの「韋」の称。

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精選版 日本国語大辞典 「鞣革」の意味・読み・例文・類語

なめし‐がわ‥がは【鞣革・韋】

  1. 〘 名詞 〙 なめした皮革。〔饅頭屋本節用集(室町末)〕
    1. [初出の実例]「薄き汗衫(じゅばん)一枚、鞣革(ナメシガハ)の袴一つなるが」(出典即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉美小鬟、即興詩人)

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世界大百科事典(旧版)内の鞣革の言及

【皮∥革】より

…動物からはいだ皮膚を皮といい,皮から毛を除き,なめしてえられる製品を〈なめし革〉〈革(かく∥かわ)〉という。なめしていない生皮から革までを含めて皮革(ひかく)と総称する。…

【染韋(染革)】より

…皮革工芸の一種。韋はウシ,ウマ,シカ,サルなどのかわを柔らかくなめした〈なめしがわ(鞣韋)〉のことで,トラ,クマ,イノシシなどの毛のある生皮を意味する〈皮〉,毛を取りあぶらを抜いて堅くした〈つくりがわ(理革)〉を意味する〈革〉とは区別される。染色するには主として〈韋〉を用い,なかでもシカの韋が多く,文様を染めるには,文様を切り抜いた型紙を当てて染料を引く。文様をあらわした染韋を〈絵韋(革)(えがわ)〉ともいう。…

※「鞣革」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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