レザー(その他表記)leather

翻訳|leather

デジタル大辞泉 「レザー」の意味・読み・例文・類語

レザー(leather)

なめし革皮革
レザークロス」の略。
[類語]皮革毛皮

レザー(razor)

《「レーザー」とも》西洋かみそり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「レザー」の意味・読み・例文・類語

レザー

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] leather )
  2. なめし革。〔舶来語便覧(1912)〕
  3. レザークロス、また一般に、合成皮革をいう。〔外来語辞典(1914)〕
    1. [初出の実例]「死体を運び入れる剥げたレザーの寝台」(出典:愛の渇き(1950)〈三島由紀夫〉二)

レザー

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] razor )[ 異表記 ] レーザー 西洋かみそり。
    1. [初出の実例]「剪刀(レーザー)剃刀(シッゾーズ)手拭(タオル)抽斗に蔵められ」(出典風俗画報‐二三九号(1901)理髪所)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「レザー」の意味・わかりやすい解説

レザー
leather

戦前から,皮革の代替品として織編布にニトロセルロースなどを塗布したものを,擬革,またはイミテーションレザーimitation leatherと呼び,略してレザーもしくはレザークロスと呼んでいたが,現在このような製品市場に見当たらない。ポリ塩化ビニル樹脂塗料を塗布,またはこの樹脂膜をはり合わせた塩ビレザーまたはビニルレザーと呼ばれるものがあるが,これを単にレザーと呼ぶことは少なく,レザーといえばむしろ本来意味の革をいうことが多い。
合成皮革
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

百科事典マイペディア 「レザー」の意味・わかりやすい解説

レザー

英語のleatherは皮革,なめし革の意だが,日本ではふつう人造の皮革類似品(レザー・クロースleather cloth)をさす。擬革,イミテーション・レザーとも。布や紙にパイロキシリン・ラッカー(窒素含有量15%程度のニトロセルロースを溶剤に溶かし,可塑剤などを添加したもの),塩化ビニル樹脂などを塗布し表面に皮革様の模様をつけたパイロキシリン・レザー,ビニルレザーなどがある。いす張り,書籍の表紙,ブックカバー,日用雑貨などに使用。→合成皮革

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レザー」の意味・わかりやすい解説

レザー
leather

本来はなめし皮の意であるが,日本では加工織物 (leather cloth) の意味で用いられ,特に模造皮革をさす。織布に軟質塩化ビニル樹脂,ポリウレタンなどのプラスチック層を被覆し,染色やエンボス加工などを施したもので,一般に物理的性質 (弾性率,透湿性など) にやや難点がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android