鞭窯跡(読み)ぶちかまあと

日本歴史地名大系 「鞭窯跡」の解説

鞭窯跡
ぶちかまあと

[現在地名]大方町浮鞭 鹿々場

国鉄中村線の浮鞭うきぶち駅北東三〇〇メートルにある。標高二〇―三〇メートル。水田面よりもやや高い畑地に灰原が発見されているが、窯自体は未発見である。灰原の畑地も狭く、小高い丘陵の基部にあるので、この灰原の畑に接する丘陵端に窯が埋蔵されているとみられる。灰原から出土した須恵器からみて平安時代前期の須恵器窯跡と考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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