韓智興(読み)かん ちこう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「韓智興」の解説

韓智興 かん-ちこう

?-? 飛鳥時代官吏
白雉(はくち)4年(653)遣唐使として吉士長丹(きしの-ながに)らと唐(中国)にわたる。斉明天皇5年入唐した遣唐使一行を,その従者西漢大麻呂(かわちのあやの-おおまろ)が唐朝讒言(ざんげん)したことに関連し,智興も流罪となる。のちゆるされたらしく,天智天皇7年(668)に帰国したといわれる。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例