音列作法(読み)おんれつさくほう(その他表記)Reihenkomposition

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「音列作法」の意味・わかりやすい解説

音列作法
おんれつさくほう
Reihenkomposition

音楽用語無調音楽から12音音楽にいたる過程に現れた作曲技法の一種数個の音から成る小動機の音程関係によって,全曲を有機的に統一する方法で,音列技法 Reihentechnikとも呼ばれる。シェーンベルクの『ピエロ・リュネール』 (1912) や『5つのピアノ曲』 (20) などがその典型。これがさらに発展したものが,12音技法やミュジック・セリエルである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android