ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「音列作法」の意味・わかりやすい解説 音列作法おんれつさくほうReihenkomposition 音楽用語。無調音楽から12音音楽にいたる過程に現れた作曲技法の一種。数個の音から成る小動機の音程関係によって,全曲を有機的に統一する方法で,音列技法 Reihentechnikとも呼ばれる。シェーンベルクの『ピエロ・リュネール』 (1912) や『5つのピアノ曲』 (20) などがその典型。これがさらに発展したものが,12音技法やミュジック・セリエルである。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by