韻器(読み)いんき

精選版 日本国語大辞典 「韻器」の意味・読み・例文・類語

いん‐きヰン‥【韻器】

  1. 〘 名詞 〙 九月九日の、重陽(ちょうよう)の宴などの詩席で用いられる土器韻字を書いた紙を入れて封をしておき、献題ののち封を取って各人の詩の韻字を決める。韻坏(いんぱい)。〔西宮記(969頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android