須加山(読み)すかのやま

精選版 日本国語大辞典 「須加山」の意味・読み・例文・類語

すか‐の‐やま【須加山】

  1. 「すか」と同音の「すかなし」にかかる。「すかの山」は越中国富山県)の山。「正倉院文書」にも須加山、須加村の名が見える。射水郡国府から見える山と推察されるが、いずれに当たるか不明。
    1. [初出の実例]「心にはゆるふことなく須加能夜麻(スカノヤマ)すかなくのみや恋ひ渡りなむ」(出典万葉集(8C後)一七・四〇一五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む