領内流新田(読み)りようないながれしんでん

日本歴史地名大系 「領内流新田」の解説

領内流新田
りようないながれしんでん

[現在地名]祖父江町甲新田かぶとしんでん

天保村絵図の領内草平りようないくさひらと領内流新田とをみると、領内川沿いの二俣ふたまた村・大牧おおまき村の境辺から以北を領内草平とし、それから以南の領内川が佐屋川へ合流する吉十郎新田まで、南北三〇町余・東西三〇間余を領内流新田(領内川流新田とも)としている。「寛文覚書」にはこの村の記述がない。天保村絵図では「享保九年辰五月開発御縄入」として「御見取、反数二〇町歩、但し川」とみえるので享保九年(一七二四)以後に開かれた新田である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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