頚椎症性神経根症(読み)けいついしょうせいしんけいこんしょう

知恵蔵mini 「頚椎症性神経根症」の解説

頚椎症性神経根症

腕や手指に痺れ・痛みを生じる疾患。首の骨(頸椎)の変形により神経根圧迫・刺激されて起こる。ほとんどが中年期以降に発症し、その多くが片側にのみ症状が出る。痛みは、軽いものから間断ない激痛まで様々で、痛みが強くて長引く場合には手術を行うこともある。治療は主に、消炎鎮痛薬やビタミンB12・ビタミンEなどの投薬、頚椎牽引が行われ、数カ月から1年ほどで自然に治まっていくが、完治しなかったり再発したりすることもある。「THE BOOM」のボーカル宮沢和史や皇后美智子陛下が罹患したことでも知られる。

(2014-4-3)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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