頭圍
とうい / トウウェイ
台湾北東部、宜蘭(ぎらん)県北部の町。宜蘭の北東28キロメートル、太平洋岸に位置する。別称頭城(とうじょう)。1796年、福建省漳州(しょうしゅう)の人呉沙(ごさ)が200余人を率いてこの地に入り、開墾の本拠地として土塀を築き城とした。これが地名頭城(第一の城)の由来である。台湾東部から台北へ通じる鉄道・道路の要衝で、キールンへの物資の補給地、中継地として発達した。
[劉 進 慶]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
Sponserd by 