頭神(読み)かしらがみ

精選版 日本国語大辞典 「頭神」の意味・読み・例文・類語

かしら‐がみ【頭神】

  1. 〘 名詞 〙 疫病(やくびょう)神の一つ頭痛を起こす神。
    1. [初出の実例]「きょろう・陰去・火動神・腹痛・頭痛のかしら神」(出典:浄瑠璃・日本振袖始(1718)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の頭神の言及

【九曜】より

…《書経》舜典などに見えるように,七曜はまた七政ともよばれ,両方の呼称が並び用いられたが,唐代の密教の経典《宿曜経》などには七曜が使用されている。羅と計都は,日月食現象が黄白両道の交点付近で起こることから,前者を頭神とよび,後者を尾神とする名称が《七曜攘災訣》(9世紀初)に紹介されている。インドの占星術では羅・計都は他の七曜とともに,人間の禍福吉凶を支配するものとされた。…

※「頭神」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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